革新的柔らかさ
月齢5。少しずつ膨らんでいく月が冴える。
温かく懐かしい集まりの中で、優しい人に言われた。
「変わったね」
「子どもを産んで変わったね」
こんなこと言って良いかわからないけど、と前置きをして。
「わたしはいつでもわたしのままよ。変わったのかもしれないけど、あなたにそう言われるほどあなたがわたしを理解してるとは思えない」
20年前に放ったわたしの回答。それはそれ。事実。相手がそれほどわたしを理解してたなんて今でも思えない笑
でも今回は違う。
ただただ嬉しい。
わたしを見ていてくれる人がいる。
変化に気がついてくれるほどに。
「ありがとうございます」他に何が言えるだろうか。
世界が変わったわけではない。
この優しい世界を優しいと気が付ける目を手に入れた。
世界はいつでもわたしに優しい。
妊娠発覚から3年目、今もその喜びを得られる巡り合わせに感謝。
あの日の喜び、日々あるのことに感謝。
そこにまた立ち還らせてすらくれる。
わたしの変化という名の成長を喜んでくれるのは言っちゃなんだが、「赤の他人」。
その人が喜んでくれるのだ。
良かったね。
凄いね。
人のこの優しい包容力こそ素敵だ。
彼のこの優しさがわたしにも向けられた奇跡に感謝する。
わたしはここ数年、こんな喜びばかり享受している。
ありがとうございます。
わたしもまた誰かに優しくなりたい。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
あなたの魂が自由でありますように。
心から愛しています。