愛と平和

蟄虫啓戸。

 

太陽さんありがとう。と心のこもらない挨拶をして、パソコンを立ち上げる。ひたすらカタカタ。

朝8時。朝食の準備をして籠姫と食べる。そしてカタカタ。

朝9時〜9時半。パンを一次発酵まで仕込んでカタカタ。

この辺で今日はもうくたびれた。

3秒おきに微笑みながら仕事を妨害してくる籠姫に、「お仕事は触らないで」と真面目に言い聞かせる。「ハイ!」「ハイ!」返事がいいのはいつものこと。

パソコンに向かうと泣いてしまう、無視してカタカタすると左腕を引き寄せる。マジやめてください。

 

深呼吸、深呼吸。

 

あら〜静かで捗るわ〜♡と覗くと床一面にクレヨンで描かれた曼荼羅

もう、ありがたい。

 

昔、自分血を愛せないと人は愛せないと言われて、「じゃぁわたしは愛せないわ」と思った。

籠姫の血はわたしの血だろう、と思ったとき見えたと思った愛を見失う。べったりと離れない姫を膝にのせてカタカタ。

 

ふと、某チャンネルの新規投稿お知らせがピンと音を立てた。

 

ひと休みに開くと有名な殿堂入りコピペ。

 

「ぬの~のオムツは良いオムツ 尻に良い エコに良い
 かみ~のオムツは良いオムツ 蒸れない 漏れない
 オムツ オムツ 布オムツ オムツ オムツ 紙オムツ
 布でも紙でも 布でも紙でも~~
 赤ちゃんが笑えば 良いオムツ」

 

なんのために、仕事してるかな、わたし。

 

未来の籠姫を守りたくて、自分が居なくなった後のことが気になって仕方がなくて、わたしはすぐに今を見失う。

 

こんな簡単なことを見失う。

 

わたしが居れば微笑み。少しのおやつを分けてくれ。わたしの姿がないと泣き、怒ると突っ伏してしまう籠姫を抱きしめて深呼吸。深呼吸。

 

わたしのカラダはひとつで、今は今しかない。

余裕がなくて呼吸が浅いのはわたしの未熟ゆえ。

今、やりたいことと、やりたいことと、やりたいことのバランスをとるためにもしっかりメンテしなくては。

 

明日は久しぶりの完オフ、日曜日。

 

朝が来たら歯を磨いて挨拶をしよう。

 

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今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
あなたの魂が自由でありますように。
心から愛しています。