羊水検査、の結果
羊水の採取から2週間、木曜日の朝イチに半休取ってくれた夫と一緒に結果を聞きに行きました。
18週の妊婦検診を兼ねていたから諸々測定してエコーで胎児の様子を確認。もぞもぞ動いて、心拍正常。頭囲や腹囲を測って表示される目安の週数が16週台なことが目に止まって気になる。もぞもぞ動く様子をゆっくり目に見た後、診察室へ。
前夜に速報としてFAXで届いたというそれは英語表記…(-_-)画像解説とか付いた正式版は後日郵送で届くそう。とはいえ記載された核型(染色体構造のタイプ)は見慣れたやつ。
【46,XX,der(1)t(1;6)(q44;q25.1)】。
籠姫と全く同じで、しばし目を疑う。想定したのはもっとめちゃくちゃな核型か21トリソミー(いわゆるダウン症)だったから。
なぜそう思ってたかは、また後日。
固まるわたしに医師が「どうするかよく考えてください。」中期中絶が21週6日までであること、この病院で対応可能であること、退院まで3日ていどはみておくことを確認するように告げる。わたしはやっと「決めたらどう連絡したらいいですか?」とだけ聞いた。受診予約して来院して、と。
お礼を言って診察室を出ると、助産師が追いかけてきて、赤ちゃんが何とか言う。(珍しい核型だから)これからどう育つとか詳しくは分からないとか何とか。「そんなことは知ってる。どう育つかはあなたより知ってる」言ったら涙が溢れた。
病院を出て、無性に珈琲が飲みたくて早くから空いてる喫茶店へ。運転しながら、「産みたい」と「育てるのは難しい」の間を行ったりきたり。「命の選別の是非」と「障がい者と分かって産むことの是非」の間でも揺れる。
ゆっくり座れるソファ席で夫と差し向かいに座って、さて。
産むことを決めました。
課題は
1)産褥期をどう乗りきるのかーヘルパーなどにお金を使う
2)家の中での移動・特に夫不在時の階段のくだりー籠姫のトレーニング+籠姫を抱いて赤ちゃんはスリングで
3)生活のタイムテーブルークライアントに乳児期は同伴OKをとれている。1歳以降は保育園(16時お迎えと18時お迎えの2段階)利用…籠姫の通う保育園へ要事前相談
4)就学期以降ー特別支援学校と放課後等デイサービスについての情報を共有
5)体力ー運動するしかないよね
はっきり言ってどれもお腹の赤ちゃんが健常児だったとしても同様の懸案。
就学期以降は育ち方を見て本人の意見も聞きながら選んで行くしかないのだし。そんなことも含めて、大きな違いはないと思えた。
産むことを想定して、クリア出来そうであれば産みたい。ただし、わたしからすると夫の協力と負担増が前提で、夫からしてもわたしの負担増=キャリアの再中断が前提。しかも籠姫が12キロ超えてからは抱っこがキツイ(><)腰が痛い(><)ことは特に心配のよう。
話して分かったのはお互い自分のデメリットは織り込み済みであること。
決断は夫に求めた。「どうするのがいいと思う?」「産むでいいんじゃない?」「そうだね、そうしよう」
そう決めただけで、ホッとしたというか、長い緊張が解けたように思う。妊娠が分かってからこの日まで、お腹の赤ちゃんに何と声をかければいいのかも分からなかったから。
まぁ、すぐに次のプレッシャーが当然来るわけだけど。
その日のうちに再度病院を訪れて報告ーきっと別の答えを出すと思われてたと思う。なんせ始めっから羊水検査と中期中絶についてしつこいほど質問したからね。経過順調であればこのままこの病院で産むことになる。
今日も最後まで読んでくれてありがとうございます。
あなたの魂が自由でありますように。
心から愛しています。